筆者：岡 敦
題名：「生きるための古典」について（生きるための古典 １）
「生きるための古典」は、日経BP社のウェブマガジン「日経ビジネスオンライン」（現在の「日経ビジネス電子版」）に連載した文章です。2009年6月から2012年3月までのおよそ2年9か月のあいだに41回分の原稿を書きました。
連載初期に書いた10編は一冊にまとめられて、2011年1月、集英社新書『強く生きるために読む古典』になりました（2013年には電子書籍化もされました）。当ブログの「生きるための古典」カテゴリーでは、原則としてこの本には収録されていない原稿を掲載していきます。
「原則として」と書いたのは、例外を設けたいからです。
「日経ビジネスオンライン」の連載第一回目に、私は「はじめに」と題して連載のコンセプト（執筆の意図、方針、目的）を記しています。それは加筆修正のうえ上記の本でも、その冒頭に置かれました。
この「はじめに」は、もともと、新書に収められた10編の前置きであるだけでなく、41編の連載原稿すべての前置きです。これを前提としなければ、「生きるための古典」の文章はどれも半端で幼稚な独り遊びのように見えるでしょう。
ですから、「はじめに」は本に収録されてはいるのですが、このブログの「生きるための古典」カテゴリーでも、やはりその頭に置きたいと思うのです。
（amazonでは、集英社新書『強く生きるために読む古典』電子書籍版の「試し読み」ができます。そこでは「はじめに」の全文も公開されています。）
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